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知識不足とタイミングが生んだ不幸。そして、新しい幸福

4歳のミニチュアシュナウザーの男の子を保護しました。
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最初は電話で、「子どもが犬アレルギーになったから保護してほしい」という内容でしたが、子どもだけじゃなく大人もアレルギーになってしまい、触れるのはアレルギーの無いご主人だけ。
アレルギー反応が出てしまうのでサークルに入れっぱなしで、散歩も行かない、吠えて困る・・・など、悪循環の状況でした。(一日中サークルで散歩も行かなかったら吠えるに決まっていますが・・・)。


人間側のアレルギーだけではなく 、そのシュナは、「アカラス」という皮膚病を患っており、一生服薬が必要な状態とのこと・・・。


「アカラス」というのは、様々な原因により、動物の皮膚には必ず存在する「ニキビダニ」が異常繁殖することで脱毛症状が出る皮膚病ですが、人はもちろん、他の犬に感染することはありません(人のニキビダニである「顔ダニ」が犬に感染しないように)。



子犬ほど発症しやすいのですが、初期ならステロイド剤の投与で体質改善すればほぼ百%完治すると言われていますが、成犬になってからでは薬が効かず、一生、服薬と、低刺激のシャンプーが必要になります。

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終生保護しているMダックスのミルク。「アカラス」で全身の毛が抜けています。


「アカラス」は遺伝的な要素や飼育環境、母犬に耳ダニが居ると発症します。ちゃんとしたブリーダーなら、発症するかどうかすぐわかりますし、もし遺伝的性質がある犬を飼いたいと希望した人がいても、ちゃんと治療が必要なことを説明します。

しかし、残念ながらそうでないブリーダーもいます。そのまま市場に出し、飼い主は何も知らないままペットショップで買ってしまう・・・この子も、ペットショップで買ったということですので、そういった要因があったかもしれません。

ただ、ペットショップで買うなら子犬の時ですから、皮膚トラブルがあったならば病院で適切な治療を行えば、完治していたかもしれません。


その辺りを確認すると、最初はフケがよく出るので動物病院に連れて行った所、獣医から「環境が変わったストレスだと思う」と言われたので、そのまま治療しなかったとのこと。

1年間放置した結果「アカラス」と診断されてしまったようで、その時点で完全に成犬になっているため、根治は手遅れとなったのです。



皮膚治療が必要な状態での「保護」ということは、食事など以外にも治療費がずっとかかるわけですから、里親を見つけるのはかなり難しい。現に薬代や治療費で毎月2万円前後かかっていると聞いてました。
DOG DUCAで保護しても、写真に出したMダックスのミルクと同様、一生ここで面倒を見ることになるかもしれません。

飼い主さんにはその旨を伝え、毎月ある程度、薬や治療費を払っていただくことができるか聞いたところ、お金がかかることに難色を示されました。

でも、病気持ちの犬を無償で引き取る愛護ボランティアはありませんし、センターに持ち込めば、一生治療が必要な犬は殺処分対象になることが多く、その件を伝えましたが、それでも「一度考える」と電話を切られました。



しかし、いつもそうなのですが、電話を切ったあと、数日はその子のことばかり考えてしまいます。

「どうなったんだろう?」
「山に捨てられたりしていないだろうか?」
「殺処分されるセンターに連れて行かれてないか?」


・・・結局、後日、気になって電話してしまいます。



シュナの飼い主さんは、あれから他にいろいろ電話してみたそうですが、案の定、「病気があれば引き取れない」と言われたそうで途方に暮れている様子。



人の気持ちよりもそのシュナの子のこれからの未来が気になり引き取ることにしました。



狂犬病予防やワクチン接種はしていると言っていたので、信頼がおける動物病院で診察し直して治療を始める費用として「最低3万は持ってきてください。それ以上は犬に対してのお気持ちで」とお願いして、引き取ることに・・・結論から言うと、文字通り最低限の気持ちでした。



そして、狂犬病予防接種やワクチンの証明書も持ってきてもらうようにお願いしていましたが、確認すると「2年前」のもので、今年も接種したと聞いていましたが証明書が無く、してないと考える方が自然です。


ワクチン、狂犬病の注射だけでも1万円かかります。それに血液検査や皮膚検査等々・・・。

愛犬家の方からすると、これで家族と一生別れることになるというのに、「これはないんじゃないのか?」とも思われるかもしれませんが、よくあることと慣れてしまっている自分がいます。これが、飼育拒否の現実です。


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保護したシュナのアカラス症状。そこまでひどい状態ではありません




しかし、捨てる神あれば拾う神あり。

そんなこんなで保護したシュナの子に、奇跡が!!



同じミニチュアシュナウザーの子で、わんわん保育園DUCAにもその子を通わせてくださっている方にこの話をしたところ、「ウチで引き取りたい」「治療もしていく」と!

ここから車で45分くらい離れているところからわざわざ通われている方で、すでにシュナを4頭飼われていますが、すぐに引き取りにいきたいと。



相性の問題があってはいけないので、実際に保護したシュナと、飼われているシュナの相性チェックをさせました。

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右が保護したシュナです。問題なく挨拶して遊んでおりました


相性も問題なしで、里親さんが「新しい名前も考えてきた」と教えてくださったので、送り出すためのシャンプーをしている間に、急いで名前入りの首輪とリードも作ります!

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「幸福」を意味する「Feliz(フェリス)」になりました


元の飼い主さんから手渡された治療費ですが、すぐに里親さんが決まったのでそのままお渡ししたのですが、「ウチの子の分はウチで払うから、他の保護犬たちのために使って!」と返されました。・・・この差!!



いつもいつも、「自分たちが癒やされたい」がために犬を飼って、それが上手くいかないと手のひらを返すように捨てていく、身勝手な飼い主をたくさん見ています。


ですが反面、クラウドファンディングにご協力いただいたすべての方を含め、こういう、「動物たちのために何かしてあげたい」「命を救うために何かしたい」と思える里親さんや支援者の方たちがいるから、僕たちも活動を続けていけるのです。



不幸な犬が幸せになり、里親さんも幸せになり、それを見る僕たちも幸せになれる・・・いつまでもそんなDOG DUCAでありたいと思います。

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新しい里親さんの所で幸せになってね!


後日、里親さんがフェリスを信頼できる動物病院に連れていったら、フードを優良なものに変えて、ストレスのない生活、週1回のシャンプーでアレルギーの原因となるフケは改善していく、完治も可能性があるだろうと診断されたそうです。



もう少し病気の知識があれば、ちゃんと治療のタイミングが合っていれば… 何かが違っていたのかもしれません。 でもフェリスは、今は新しい里親さんの元で「Feliz(幸せ)」になっています。もちろん我々もシャンプーや社会性トレーニング等々全面的に二人三脚で行ってゆきます。



残った子たちにも、新しい里親さんの元で「Feliz」が訪れますように!!
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くまの旅立ち…

2018年10月18日
夜9時頃
くまが旅立ちました。
推定12~13歳…

数年前、橋の工事が決まり、橋の下で暮らしていた子達がセンターへ連れていかれるとなり保護をした子のひとりです。
8月に旅立った、ゴローと一緒に保護をした「くま」

穏やかで優しい性格の子でした。
最期は苦しまずに眠るように息を引き取ったことが救いです…

最近は飼育拒否の話が続く中、くまの死で改めて思ったこと。

「犬は短命」です。

12~13年しか生きられなかった、くま。
人間の年齢に換算すれば「おばあちゃん」ですが人間だったら中学生。

短命だからこそ、なおのこと大切にして欲しいと思うばかりです。

一緒に過ごす日々を大切にして欲しい。

お別れは、いつかは訪れます。

その日までの一緒に過ごす思い出をたくさん作ってあげて欲しいです。

くま
元気だった頃の姿ばかり思い出されてお別れは辛いけれど、ゴローやデュッカや皆が居るから安心して旅立ってね( *´︶`*)

お葬式を、いつもお世話になっている春日井市の慈妙院さんでおこないます。


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架け橋!

突然「里親になりたい」というご夫婦が来られました。


DOG DUCAでは譲渡会をしていないので、突然の来訪者も珍しくはありませんが、まずはお話を詳しく伺ってから、犬と引き合わせるかどうするかを決めることにしています。



聞けば、高齢者が飼えなくなったマルチーズを引き取って一緒に暮らしていたそうなんですが、18歳で亡くなってしまったそうです。



お二人とも悲しみに暮れて、ご主人の方は「こんなツラい想いをするならもう飼えない」と思っていたそうですが、奥さんが毎日ツラく悲しい顔をしている方がツラくなってしまい・・・



そこで、名古屋で譲渡会があることを知り、「飼っていたマルチーズの子と似たような子と縁があれば・・・」と想い、はるばる和歌山から名古屋まで来たのですが、そこでは縁がなく、誰かにDOG DUCAのことを聞き、こちらに来たそうです。





それを聴いて、「タダだから」とか「カッコいいから」とかではなく、この人たちは本当に、「家族としての犬」を探していることが伝わりました。



そして、そのマルチーズの子の、性別や体重や性格や仕草、高齢者の方が飼えなくなったからという話など、聞けば聞くほど、「うん?マルチーズのコロにそっくりじゃないか!?」と思ったのです。
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マルチーズのコロ
兵庫県から名古屋に来たマルチーズのコロ


さっそくご夫婦にコロを会わせてみました。


すると、ご夫婦の目に涙が・・・



DOG DUCAは譲渡会をしません。


譲渡会をしないのはあまりにも非効率なので、他の愛護団体さんからは「よくやるね」と言われることもありますが、その分大事にしているのは、「この子は本当にこの里親さんの元で幸せになれるのか?」ということを考えながら、里親希望者を、よく見ること、そして、よく感じること。
そして、最終的には犬に選んでもらいます。



愛護団体は、たいがいどこでも、「審査」があります。
ここでもありますが、僕はそれ以上に、飼い主さんの「ハート」の方を重視して見ます。なぜなら、僕たちの譲渡で、その子の運命が決まるからです。



だから、いくらお金があっても、「この子を幸せにしたい!」という想いが感じられない人には、「申し訳ないですが・・・」とお断りさせていただいています。



あくまでも僕たちの役割は、大切な命を里親さんにつなぐ“架け橋”なので、中途半端にはしたくない。



それに、保護活動をはじめて16年、たくさんの犬を譲渡をしてきましたが、人と人との出逢いにも運命があるように、人と犬との出逢いにも運命があると感じることがたくさんありました。

だからこそ、人と犬の、一生の付き合いを、書類だけで終わらせたくはないのです。



話を戻します。


コロに逢ったお二人の姿を見て、確信しました。


「このご夫婦であれば間違いなくコロを幸せにしてくれる!」と。



いっしょに暮らしてきた飼い犬が亡くなるのは、家族を亡くすことですから、とてもツラいことです(僕もデュッカを亡くした時はとても・・・)。



犬は人と違って会話ができないから余計、亡くなってから「ああしてやればよかった」「こうしてやればよかった」と思うことがより強く出てくるように思います。



でも、だからこそ、身勝手かもしれませんが、新しい「出逢い」によって、人が救われることもあるし、その犬自身にとっても、救われることもあると思います。

まして、コロは一緒に暮らしていたおじいさんを亡くしてツラい想いをした側ですので、コロのことを「幸せにしたい」と強く想う人たちと暮らしたほうが絶対にいい!



この出逢いは、その、亡くなったマルチーズの子(トム)が、悲しみに暮れる二人のことを想い、その悲しみを取り除こうと、遠く和歌山から名古屋のDOG DUCAまで導いてきてくれたからこそ生まれた出逢いのようにも感じました。



だからすぐに、お二人にコロのことをお願いすることを伝えました。



・・・とはいえ、コロもまだ点眼が必要で(一生の病気じゃなかったです)、まだ譲渡を考えていなかったので心の準備もないまま、慌てて譲渡の手続きをしたり、シャンプーをしました。

前にシャンプーしてそんなに経っていませんでしたが、いきなり遠くに行くことになったし、出来るだけのことをしてあげたい!!
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他にも、いつものように首輪やリードを作って、トイレトレーやトイレシート、ドッグフードやおやつもたくさん持たせて、里親さんに引き渡しました。(これも他の団体さんから「よくやるね」と言われますが、してあげたいのです!!)


関西から来たコロが、関西に帰ることになるのも運命でしょうか・・・




ここで保護した子は、全員ウチのコだと思っています。



だから、里子に出せた時は「よかったな」と思うと同時に、さみしさもあります。



それでもやっぱり、一番嬉しく想うのは、新しい里親さんの元で幸せそうにしている姿を見る時。

でも、今回のコロのように遠くに行ってしまうと・・・と思っていたら、朝から早速、お礼のメールが来ており、コロの写真もついていました。

幸せになったね!



メールによると、最初はウロウロしていたものの、今は奥さんの使っている座椅子が気に入ったようでまったりしているとのことでした。
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コロはまだしばらく点眼が必要で、目ヤニがすぐ出るんですが、写真を見てもきれいに拭かれていましたから、コロにとって僕たちが、いい里親さんへの”架け橋”になれたんだな、とホッとしました。



他の子たちにも、素敵な出逢いがありますように!!

記事はクラウドファンディングの「新着情報」にも記載しています( *´︶`*)
DOGDUCAのクラウドファンディング ページ

50%達成! 感謝!! でも、残念なことも・・・

おかげさまで、クラウドファンディング実施から10日で 「目標の50%に到達しました!!」

皆さまのご支援のおかげです、ありがとうございます!!

しかしまだまだ半分。

プロジェクトの締切は今月末、10/31の23時なので、保護犬たちのために、最後の最後まで、僕たちの活動について広く知って頂き、ご支援をいただけるようお願いしてまいります。ご協力や拡散をよろしくおねがいします!!


「奥さんが犬嫌いだから」という理由で外に放り出された末に、「吠えて近所迷惑だから」と飼育放棄されたビーグルをご紹介しましたが、先日、病院に連れて行き、健康診断を受け、血液や便の検査やフィラリアの検査まで受けました。


命にかかわるような病気はありませんでしたが、残念なことに、やっぱり歯が・・・

誰が見ても「歯石がひどい」と感じるような状態でしたが、診断結果も歯周病がひどいため、「全抜歯」となりました。


そう、この子の歯を、全部抜かないといけないのです。

歯垢がたまって、歯石になり、歯周病になるのは人間も同じですが、人間はひどくなる前に病院にかかります。

でも、この子のように、そのまま放っておけば、口臭はもちろん、菌が繁殖し、胃腸障害や胃腸炎になり、また新たな病気が発生するリスクもあるので、ここまで歯周病が進行してしまうと、抜歯しか選択肢がないのです。



この子がいったい、何をしたというのでしょう??
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歯がボロボロです
歯の白い部分がほとんど見えません・・・


この状態になるまで放って置くのは、「無知」では済まされません。



人間同士だって、口を見てれば気づくはずです。

まして、言葉を話せない犬の場合は、飼い主が気づかなければなりません。いや、いつも犬と触れ合っていれば、「ちょっと歯石がついてきたな」「ちょっと歯が黒くなってきたな」「なんか口の中がクサいな」と思うはずです。

おそらくそれがなかったのでしょう。

このこと自体でも、前の飼い主さんの、「飼う資格」を疑います。


犬は、人間と違って歯を磨く習慣がないので、高齢になれば歯が悪くなって抜けていくものですが、この子はまだ7才で、抜ける歳でもありません。

この状態から推察するに、食事の環境も良くなかったのでしょう。



ドッグフードの中には、発がん性のある添加物のほか、人が口にできないような食品廃棄物や、レストランの廃油をまぜこぜにしているものもあります。とくにこの廃油は、いろんな物を揚げて、濃い匂いがついているので、犬からしたらとても魅惑的で、「食いつき」がよくなるのが特徴です(人間からしたら臭いですが)。

そんなフードを与えられていたら、歯石ができやすくなるのも当然です。

また、人間が食べる物も、犬には歯石がつきやすい物なので、人間の残り物を与えられていた可能性もあります。

犬と人間は、口内のpHが異なり、人間の口内は酸性ですが、犬はアルカリ性のため、犬は「虫歯」になることがほとんどありませんが、人間よりも歯垢がたまって歯石ができやすいのです。

歯磨きの出来ない自然の犬は、それをどうやって予防しているのかというと、肉や骨、木などを「噛む」ことで、歯垢を落として予防しているのです。

なので、飼い犬には、デンタルケアとして、歯磨きだけじゃなく、「ガム」や「かみ続けるおもちゃ」「タオルでの綱引き」などを推奨しているのです。


だから、歯を見れば、愛犬との触れ合いがあるかどうかがわかります。犬が好む遊びをしていれば、歯の状態がひどくなりにくいからです。


それがなかったこの子は、来週火曜に「全抜歯」することになりました。


奥歯まで抜くので、メスで歯茎を切り、歯を抜いた後、溶ける糸で歯茎を縫い付けます。時間もかかるため、麻酔の量も多くなり、リスクも高くなりますし、一泊入院になることがほとんどです。


人間の歯の治療も高いですが、保護犬はペット保険なども使えないのでもちろんこちらの全額負担です。手術によりますが、5~10万円が相場ですが。、こういった費用を、前の飼い主さんが払ってくれることはまずありません・・・。



ただ、せめてもの救いは、歯だけで済んだこと。

というのも、犬は野生でも、歯を「噛み切る」「噛み砕く」ために使い、人間や草食動物のように「咀嚼(そしゃく)」することがありません。犬の歯が全部尖ってるのも、フードを丸呑みするのも、そういう理由なんです。それが犬にとっての「自然」なのです。


それに、犬は基本的に前向きですから、こんな状態になってしまった犬でも、歯がないならないなりに前向きに人生を送れます。


だから、新しい里親さんには、決して「かわいそう」という哀れみの気持ちだけでなく、その辺のところも理解していただき、この子と一緒に楽しくすごしてくれる人であってほしいと思います。



その幸せな姿を見るために頑張っているのです!!

クラウドファンディング DOG DUCAのぺーじでも保護の子の記事を更新しています★
DOG DUCAのクラウドファンディングページです。


クラウドファンディング拡散ご協力のお願い★

先日の台風にて続いて屋根、壁と破壊されてしまいました…
そこで保護活動を続けていく為にも、下記のサイトにてクラウドファンディングを始めました。
皆様のご協力をお願い致します(U´・ェ・)

DOG DUCAのクラウドファンディングページです。



目標金額
1,450,000円

購入型
All or Nothing
このプロジェクトはAll or nothing形式です。10月31日(水)午後11:00までに、1,450,000円以上集まった場合に成立となります。




NPO法人 DOG DUCAでは、「犬の殺処分ゼロ」のための保護活動はもちろん、その根本的解決のため、全国から来るしつけ相談へのアドバイスや犬へのトレーニング、出張しつけ教室や講演などの啓発活動をしたりと、「捨てない飼い主づくり」にも力を入れております。




――― 保護活動のルーツにあるもの ―――

犬が社会性を身に付けられる場所として「わんわん保育園 DUCA」というお店をオープンしました。
と同時に、この世界へ導いてくれたデュッカにもらった恩を返したい!という想いを強く持つようになりました。
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――― 保護犬第一号は、凶暴な・・・子犬? ―――

トレーナーとして駆け出しの頃、「凶暴ですぐ咬みつくから何とかしてほしい」と相談を受け、お客さんのお宅に伺ったところ、そこにいたのは、凶暴どころか壁際でおびえるミニチュアダックスの子犬・・・
飼い主さんが「しつけ」と称して叩いているのは明白でした。防衛本能で、咬みついていたのです。

当時、未熟なトレーナーだった僕は、何よりもまず、「この人は飼える人じゃない!」と思って、すぐに、引き取らせてほしいとお願いしました。

そこで飼い主さんに言われたのが「タダじゃイヤだから、買った時の金額を払ったらいいよ」との一言。

まだ借金があった身分ですが、悩むことはありませんでした。お金はがんばって稼げばいいけど、この命を救えるのは“今”しかないのです。お金を払って、すぐに連れて帰ってきました。

その時に保護した まつり。17年経った今でもDUCAで幸せに暮らしています!
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――動物愛護センターから、殺処分犬を連れだす! ――


それからも不幸な犬を何頭も保護していましたが、殺処分の現状をなんとかしたいという想いから、名古屋市動物愛護センターにたびたび直談判しに。
しかし、いくら「面倒見るから引き取らせてほしい」とお願いしても、「私たちも好き好んで殺処分してるわけじゃない。規則だから仕方ないんだ…」と断られる日々。僕はついにガマンの限界で、「何の罪もない犬が、人間の都合で殺されるなんておかしい!」と、座り込みを敢行。

結果、常々同じ気持ちだったセンター長も「ならば」と、ガンだらけで殺処分が決まっていたマルチーズを引き取らせてくれました。

ガンだらけなのですぐ病院で手術することになりましたが、無事に手術は成功し、それから5年間も幸せに生きることができました。

その「前例」が出来たため、その後は次から次へ引き出すことができるようになり、翌年の2011年には、名古屋市に「譲渡ボランティア制度」ができ、僕たちの活動もNPO化。今は犬猫合わせて33団体で、この制度を支えています。




ここ、DOG DUCAでは、「吠える・噛みつく」等、一般のボランティアさんでは難しい犬を中心に引き取り、トレーニングをした上で、里親さんに譲渡しています。





――「殺処分寸前」から一転、「殺処分ゼロ」に!――

それでも依然、「殺処分ゼロ」は果たせないまま・・・
そんな時、DOG DUCAのある名古屋で、「ドーベルマンが次々と咬みつく」という事件が発生。

そのドーベルマンは、あわや「殺処分か?」というところまでいきましたが、僕は「怖くて咬んだだけで、ちゃんとしたトレーニングをすれば大丈夫!」と引き取りに手を挙げました。

体重が50kgもある成犬だったにもかかわらず、社会性がなく、臆病さはなかなか抜けませんでしたが、僕たちは、「未来が光り輝くように」と名づけたこの、ヒカル と真剣に向き合い続け、信頼関係を築き、心のリハビリをしていくことで、今は、とてもおだやかに暮らすことができるようになりました!

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僕自身も、ヒカルに教えられることが多くありました(photo by 東海テレビ)


また、このことがきっかけで名古屋市の動物愛護の流れが加速し、ついにこの年、名古屋市では「犬の殺処分ゼロ」を実現したのです!!(現在も継続中)





――それでも次から次へと、全国から不幸な犬が・・・――

今、ここの活動がTVやネット等で紹介されていることもあり、

「飼えないからなんとかしてほしい」

「他のところに相談したが、断られた」

「地元のセンターでは殺処分されると言われたから」

というような相談が、それこそ全国から、毎日のようにあります。



僕はこれまで、「問題犬」とレッテルを貼られ、他の所でさじを投げられた犬たちのトレーニングをしましたが、人間が「犬との正しい接し方」学び、犬と真剣に向き合い、犬の気持ちを尊重して信頼関係を築けば、どんな犬でも人間と暮らせることを学びました。もちろん、体罰は必要ありません。

その経験をもとに、アドバイスや、しつけ教室、併設する犬の保育園での社会性トレーニングなど、問題を抱えた犬が、社会性を身に付けられるよう支援もしています。ですが、それでも捨てる人は後を絶ちません。



「よく生きてたな」と思うような劣悪な環境で生活してきた犬もいます。

7年前に保護したダックスは、飼い主がいなくなった部屋で2か月間、エサがない環境で、自分の糞尿で食いつないでいました。命は助かったものの、その影響で口の中が腐り、歯もなければ、頬に穴が開いているような状態でした。 



つい最近も、激しい栄養失調状態で、骨格から3.5kgくらいがベストなのに2kgしかないMIX犬を保護しました。それに最近は、悲しいことに、老犬・病犬の飼育放棄が本当に増えてきました。長年一緒に暮らしてきて、「なぜ?」という想いです。

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左は皮膚病があって保護したダックス。右が栄養失調だったMIX


DOG DUCAには、里親への譲渡もしていますが、このような犬が次から次へとやってくるので、常時20~30頭がここで暮らしています。



ここでようやく本題となりますが、今回、このプロジェクトで皆様に支援いただきたいのは、NPO法人 DOG DUCA(と、わんわん保育園DUCA)の建物の修理代です。


僕たちが活動の中で重視しているのは、「単なる保護」ではなく、「人と犬が幸せに暮らせるようにすること」です。

だから、「保護したけどケージに入れっぱなし」ということはせず、その子その子の心の状態や、その犬の性格や、犬同士の相性を加味しながら、複数のスペースを用意し、その子その子にあったケアを行なっています。そうすることで、犬の心が落ち着き、社会性を身につけ、問題なく人と暮らせる準備ができるのです。

逆に、そこを疎かにすると、譲渡してもまた飼育放棄されてしまう犬を生むことも現実にはあり、ここにもたくさん連れてこられていました。

だからここでは、保護犬も、保育園の通園犬も、一緒になって遊ばせることも多くあります。犬は社会的動物ですので、こういうことがとても大事なのです。人間が暴力で「支配」するなんて、もってのほかです。犬と接し、人と接し、そこでの正しい接し方を学ばせてあげる努力が必要なのです。

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2Fのトレーニングルーム。名古屋の市街地ですが、かなり広いスペースを確保しています。




―台風で屋根の一部が破損! ひどい雨漏り!―

しかし、そんな犬たちにとっての理想的な環境でも、災害は容赦がありません!

築30年ほど経つ倉庫を改装した古い物件ということもありますが、先日の台風で、トタン屋根がはがされてしまったのです!!

幸い、近所の方に大きなご迷惑をおかけすることはありませんでしたが、消防車が出動するくらいひどく、屋根が完全にめくれてしまっています。
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残ったのはボロボロのベニヤ板があるだけで、実際、次の台風が来た時の雨で、激しく雨漏りしてしまいました。
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ただでさえ悲惨な環境から保護してきたこのコたちに、これ以上悲惨な目にあってほしくない!!


ですから、すぐに業者さんに来てもらい屋根を先に修理をしてもらいましたが、日々の活動費の捻出で精一杯です!
NPO法人 DOG DUCAは、「多頭飼育崩壊」とならないように、一般の方の寄付だけでなく、併設する「わんわん保育園 DUCA」「トリミングサロン DUCA」の売り上げの一部(と僕の給料の一部)を、NPOの方に寄付する形でなんとか、「崩壊しない保護活動」を続けています。
ですが、ここに連れてこられる犬は、「噛みつく」「吠える」他、「病気がある」「歳をとっている」等、他で断られたり、病院に一度も行ったことがないような状態の悪い犬も多いので、

健康診断
狂犬病予防注射
ワクチン接種
ノミダニ・フィラリア予防接種
去勢・避妊手術
をするために、毎回、保護犬1頭ごとに数万円の出費がかかります。

さらに、毎日のフードはもちろん、病気があればその治療費や薬代も必要です。とくに、トレーニングやリハビリに時間がかかれば、その分がさらにかかり、病院代だけで年間200万円は必要になります。

また、病気予防のためにも、スタッフによるシャンプーやトリミングも行なっています。

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長いことシャンプーもされず毛が全部固まってしまっていたトイプードル


避妊・去勢しておらず飼育崩壊した家庭から保護した時に妊娠が発覚し、DUCAで生まれた子たちもいましたので、産後のケア、ミルクやりなどをすることもあります。
最初は母乳の出も悪く、スタッフが2時間おきにミルクを与えていましたが、なんとか出るように!
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――「ここに来てよかった」を感じてもらいたい――

また、高齢犬や病気のある犬は、なかなか譲渡が難しく、ずっとここにいることもあります。

それでも彼らは僕たちにとっては家族と一緒。病気になっても最後まで介護を行ない、亡くなった後もきちんとした葬儀を行なって天国に送り出しています。


今までひどい環境だったのならなおさら、「幸せ」を感じて暮らしてほしいのです。

だからここでは、安易な譲渡も行わず、その子が幸せになれる里親さんが来るまで長いこと待つこともあります。

しかしその反面、手間もお金がかかることが多く、正直ギリギリでやっています。それでも、小さくても懸命に生きる「命」のためですから、その費用を惜しいとは思いません。

ですが、今回のように、災害による突発の費用が発生してしまうと、保護犬たちにかかる費用が捻出できなくなり、こういった活動が停滞してしまうことを避けたいのが正直なところです。



そこで、本プロジェクトを立ち上げ、皆さまに、台風によって破壊された修理費用を、ご支援いただきたいと考えたのです。





活動を続ける社会的意義
~殺処分ゼロのその先~

ここ名古屋で実現してきたように、「殺処分ゼロ」は不可能ではありません。

ですが、その先に待っているのは、我々を含めギリギリで運営している動物愛護団体に依存した、数字上の「殺処分ゼロ」です。

どの愛護団体も、基本的に「ボランティア」で活動していますが、現実問題、ボランティア精神だけでは続かず、最近はメディアでも取りあげられるように、シェルターの崩壊が出始めました。


愛護団体の活動が止まれば「殺処分ゼロ」が達成できないのが、今の、この国の現実です。だから我々は、立ち止まるワケにはいきません。

なぜなら、あまりにも「命を軽視」したことがまだまだ多すぎるからです!

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にわかに信じられませんが「しつけはムリな凶暴犬」と言われたという理由で飼育拒否されたチワワのスター。今は小2の娘にもなつきます!


NPO法人 DOG DUCAでは、今、次から次へとくる飼育拒否の相談に対し、まず、「犬との正しい接し方」のアドバイスを行なっています。

それは、愛護団体に依存する「殺処分ゼロ」も大事ですが、根本的な原因である「捨てない飼い主を育てる」ことが重要だからです。



虐待目的で犬を飼う人なんていませんから、ペットショップで買った人も、「かわいそうだから」で保護した人も、最初は「愛情」を持っていたはずです。それがいつしか無くなってしまい、結果、飼育放棄してしまう・・・そんなケースをたくさん見てきました。


でも、「問題犬」と言われた犬でも、正しい飼い方を知れば、捨てることなんてなくなります。それは、これまで何百頭ものそういった「レッテル」を貼られた犬を、社会復帰させて来たから言えることです。

(もちろん、飼い主に「飼う資格」がない場合はすぐさま保護していますが)





――犬とのハッピーライフが殺処分をなくす!――

犬を飼うのに「愛情」が必要なのはもちろんですが、それよりも大切なことがあります。それは、犬と暮らすことで、犬だけでなく、人も、幸せになることです。

ここで保護した犬たちは、いわゆる劣悪な環境下から保護した犬もいますが、それとは全く逆で、とても愛情を注がれていたけど、飼い主さんが亡くなったため、保護した犬も来ます。


ここでは、どんな犬でも、より幸せになれるように願い、トレーニングが必要であればトレーニングを、治療が必要であれば治療を、心のケアが必要であれば心のケアをするなどした上で、犬に合わせて里親さんに譲渡しています。

そうすることが、その犬にとっての幸せにつながりますし、新しい飼い主さんと幸せに暮らすことにもつながるからです。


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「子ども代わりに」飼ったものの、「子どもが出来たから」飼育放棄されたボーダー・コリー。毎日遊んでくれる新しい里親さんの元で幸せに!!(利用者のインタビュー写真 photo by docdog)


保護活動・愛護活動というと、「殺処分ゼロ」ばかりがフォーカスされがちですが、保護したあと、その犬たちが本当の意味で救われるかの方が大切だと、僕らは考えています。



実際、昨今の保護犬ブームで、「保護犬を選ぶ人」が増えましたが、ここに、「飼えなくなった」と持ち込む人は跡を絶ちません。「救う」ことが目的になって、家族であるはずの、目の前の犬と幸せになることを忘れてしまっているのです。


だから、僕たちの目標は、「殺処分ゼロ」を超えた、「人も犬も幸せになる社会」を作ることなんです。

人のために犬が犠牲になってもいけないし、犬のために人が犠牲になってもいけない。どちらもハッピーになれるようにすることが、結果、飼育放棄=殺処分減少に繋がるのではないかと考えています。



保護活動はまだまだ必要なことではありますが、DOG DUCAではそれだけに留まらず、さまざまな面から、「人と犬とのよりよい共存」のために、今後も活動していきます。

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スタッフたちと。ここは人と犬がともに幸せを感じられる場所――だから、守り続けていきたい。




今回、プロジェクトで集まったお金は、手数料やリターン品などにかかる経費等を除き、施設の修理費用に充てさせていただき、これまでの活動を継続していきたいと考えております。



なお、目標金額を上回ってご支援を頂いた金額につきましては、NPO法人 DOG DUCAの活動費(ワンちゃんたちの病院代や食事代)に充てさせていただきます。



どうか、我々の活動へのご支援を、よろしくお願いいたします。




リターン


どうしても日々の活動があり、十分なリターン商品をご用意することはできませんが、ドッググッズデザイナーでもある代表が心を込めてお作りしたものをご用意させていただきました。
詳細はreadyforさんサイトにて、ご確認をお願い致します。




ホームページ・SNS・メディア紹介
NPO法人 DOG DUCA・わんわん保育園DUCA
保護犬ブログ:保護の子幸せ日記
保育園ブログ:保育園DUCA日記
インスタグラム:@dog_duca


紹介記事
飼育放棄犬たちを救う「最後の砦」 by dogdoc
動物福祉最前線インタビュー by ノミダニフィラリア.com
メディア出演(順不同)

テレビ(特集):東海テレビドキュメンタリー『悪い犬』、フジテレビ『グッディ!』
テレビ(報道):NHK、中部日本放送(CBC)、テレビ愛知、名古屋テレビ、グリーンシティケーブルテレビ
新聞:朝日新聞、中日新聞、中部経済新聞
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DOG DUCA

Author:DOG DUCA
dogducaの信念【人と犬とのより良い共存生活】をテーマを掲げ休む暇も無く頑張っています★ワンちゃん皆が幸せになる事を願い精一杯活動しています!
ぜひ皆さんも協力してくださいm(_)m

【DOG DUCAホームページ】

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